
昔から筑波山は、「西の富士、東の筑波」と言われ、
日本一の山・富士山とライバル関係にあります。
ある民話によると、昔偉い神様が旅をしている途中、富士山に立ち寄って、一夜の宿を願ったところ、冷たくあしらわれ、怒った神様は富士山を年中雪と氷で覆われた誰も寄り付かない山にしてしまったそうです。
一方、神様から同じく一夜の宿を頼まれた筑波山は、神様を快く歓迎しました。すると神様は、たいそう喜んで、筑波山をいつも草木が茂り花が咲き、多くの人が歌を歌い、舞を舞い、酒を飲んで楽しむことができる山にしたそうです。
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筑波山は古くは万葉集にも、
「筑波嶺の 嶺より落ちる男女の川 恋ぞ積もりて 淵となりぬる」
と歌われる他、古今に数々の歌を詠まれてきました。
また、小説家で登山家の深田久弥が記した「日本百名山」に、
その選定条件「1500M以上」に遠く及ばない標高ながら、その美しさ、
品格をもって堂々選ばれたとても美しい山です。
(日本百名山中もっとも低い山でもあります。)
また、山肌の色が朝が藍色、昼が緑、夕は紫と、一日にその表情を幾度も
変えることから「紫峯」という雅称でも呼ばれています。 |

山頂が2つ、西側に位置する男体山(871m)と
東側に位置する女体山(877m)からなり、
そこから生産のシンボル、神の住む山として、
古くから多くの人々に愛され、信仰されてきました。
また、その他にも数々の神話、逸話に語られる霊峰
筑波山では、
弁慶七戻りや、出船入船など、
その伝承を今に残すかのごとく存在する奇岩怪岩を
各所で見ることができます。 |

筑波山の山内は、長い間筑波神社の神域として保護されて来たため、学術的にも珍しい植物や、昆虫、野鳥も多く、関東平野に残る貴重な自然の宝庫とも
呼ばれています。
また、特殊な自然条件から、わずかな標高差で森林帯の移り変わりが見られることや、中腹にある梅林も有名です。
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